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4月に入り、だんだんと暖かくなってきましたね。登山に出掛けたいと思っている人も多いのではないでしょうか。一方で、近年における山岳事故は1000件を超えており、遭難者数が増加傾向にあるのをご存知でしょうか。もしものトラブルに備えて、今回は「山岳保険」についてご紹介します。

 

山岳保険とは


山岳保険とは、登山活動中に怪我や遭難事故に遭った際の費用を負担してくれる保険です。以前はマイナーであった山岳保険ですが、現在では個人で加入できる保険も増加し、種類も豊富になりました。また、短期間(1日〜)だけ加入できるもの、数年単位で加入できるものなどバリエーションも豊富です。保険会社によってはオンラインで簡単に申し込むことも可能なので、手軽に加入することができるでしょう。

 

山岳保険をオススメする理由


主に下記の2点が挙げられます。

①登山の経験に関係なく、遭難する可能性がある
②遭難時の救助費用の負担の軽減

さらに・・・
日本の場合、捜索はまず公的機関(警察・消防・自衛隊)のみが救助活動を行い、民間に協力要請をしなかった場合と災害救助法が摘要された場合に限り、捜索費用は税金で賄われます。一方で、民間企業・団体が出動した場合、原則として遭難者や家族などの要請者が遭難費用を負担する必要があります。状況によっては、数十万円を超えることも珍しくはありません。

(出典:山岳保険・掛け捨て保険の紹介 – 初めてのハイキング

 

山岳保険の種類


【軽登山向けの保険】
登山用品を必要としない一般的な登山やハイキング、山歩きを補償対象とした山岳保険では、主に山岳遭難時の遭難捜索費用や救助費用の補償を目的としています。中には死亡保障や入院・通院の補償が付加されているものもあります。一方で、携行品補償や損害賠償補償などがついていない場合もありますので、契約の際は内容をよく吟味するようにしましょう。

※高山病に関しては山のレベルに関係なく発症する可能性があるので、初心者の方も万が一に備えて本格的な登山者向けの保険に加入するのもひとつです。

【本格的な登山向けの保険】
登山用品を必要とする本格的な登山向けの山岳保険では、遭難捜索費や救助費用などを補償するのはもちろん、雪崩や滑落、転落などの思わぬトラブルから、急病を原因とした遭難をカバーするなど、その補償は多岐に渡っています。その反面、軽登山向けの保険に比べて保険料金は割高になりますが、高いリスクにも備えられる安心の保険と言えるでしょう。

(出典:山岳保険の選び方

 

山岳保険の選び方


選ぶ際に特に注目すべきポイントは主に下記の3点です。

①登山スタイル ②登山頻度 ③補償内容

山岳保険といっても、その種類は補償内容やプラン、保険料によってさまざまです。山岳保険に加入する際は、自分の登山スタイルや登る山に合わせて、必要な補償を無駄なくつけられるものを選ぶようにしましょう。

 

人気の山岳保険4選


色々なサイトで頻繁にピックアップされている保険会社のご紹介です。

モンベル

木村総合保険事務所

東京海上日動火災保険

日本山岳救助機構合同会社(JRO)

 

山岳保険に入ろう!!


では上記の山岳保険の選び方に基づき、モンベルの4つのタイプの山岳保険を用いて、実際に山岳保険選びをシュミレーションしてみましょう。


例)Aさん

①登山スタイル:ハイキング(国内)
②登山頻度:年に2回程度、1泊2日
③補償内容:携行品補償(限度額 10万円)

 登山スタイル、登山頻度に注目すると選ぶべきタイプは「モンベル野あそび保険」でしょう。また、Aさんは補償内容に携行品補償を望んでいるので、「モンベル野あそび保険」のSA02プランが相応しいでしょう。したがって、Aさんが支払う保険料は500円になります。
※これはあくまでも目安としてお考えください。

山岳保険の保険料を安く抑えるには、登山道具を使った雪山登山や岩登りをするのか、それとも道具を使わない、いわゆるハイキングしかしないのか、集団で登るのか、単独で登るのか、といった自分の登山スタイルに合わせて保険を選ぶことが重要です。

 

他サイト紹介


下記のサイトにより詳しく山岳保険について説明されているので、参考にしてみてください。

 

最後に


登山経験の有無に関わらず、登山前には山岳保険に加入し、もしものトラブルに備えておくことが大切です。なお、山岳保険以前に、登山の際には必ず登山計画書(入山届)を警察・家族に届けるようにしましょう。

 


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