ハンググライダーはいつ始めるのがベストタイミング?
鈴木由路||アスリート

もちろん「飛びたい!!」と思った時が、始めるベストタイミングです。


こんなこと言ったら話が終わっちゃいますね(笑)


はい。真面目に回答します。


ハンググライダーで空を飛ぶにはライセンスを取得する必要があります。
日本ハング・パラグライディング連盟(JHF)公認のスクールに入校して取得するのが良いでしょう。



ライセンスの取得までには自動車の免許と同様、それなりに時間がかかるものです。
延べ日数で言えば、おおよそ15日~20日くらい。


ただし、自動車の教習所とは違い、目安の日数よりも早く取得できる人もいれば、倍かかる人もいます。
私の知ってる中では早い人で延べ6日で取得した人もいました。


もし月に3日練習したとすると、かかる期間は5か月~7か月くらい。



ライセンス取得講習の流れは、グラハンと呼ばれる平地でグライダーの扱う練習から始まります。
シミュレーターでの練習や座学講習などを経て、斜面講習でテイクオフ(離陸)とランディング(着陸)が不安なくできるまで練習。
インストラクターに空へ出ても問題ないと判断されたらライセンス取得となり、初山頂(初めて山から飛ぶこと)を迎えます。


では、どの季節に講習を始めると良いでしょうか?


春や冬は風が強くなることが多いため、初心者のフライトにはあまり適しません。
当然斜面講習も風が強すぎると適しません。
逆にグラハンは多少風が強くても講習は可能です。



それらを考慮すると冬から春にかけて地上でのグラハンを開始するのが良いでしょう。
約半年かけて安定したテイクオフとランディングを身に付けて、風が穏やかな9月~11月に初山頂を目指すのが理想です。



冬が明け、暖かくなってきた3月4月、外に出て新しいことにチャレンジするのはいかがですか?

「空を飛びたいけど、不器用だしなぁ」と思ってる方は1月2月に始めて、平地でのグラハン練習に多く時間を割くのも良さそうですね。


とはいえ、継続が一番大事なのでモチベーションが高い「飛びたい!」と思ったときに始めるのが、やっぱりベストタイミングです。

ハンググライダーの魅力 初飛び