ハンググライダー日本代表選手・鈴木由路が語る空の魅力vol5【空で出逢える神秘】
鈴木由路||アスリート

僕はハンググライダー選手として「世界選手権でメダル獲得」を目指している傍ら、ハンググライダーの普及活動にも力を注いでいます。

「自然や地球を肌で感じることができて、普段の生活では絶対に出会えない感動を味わえる、こんなにも楽しいスポーツをなんでみんなやらないんだろう?みんなもやればいいのに。」
こんな想いから競技と普及に人生を注いでいます。

日本各地、世界各地を飛んできた僕が伝えたい”空の魅力”を8回に渡って伝えていきます。

今回は第5回目。上空2000mは地球が織り成す神秘の世界。【空で出逢える神秘】をお話します。


第1回目で「雲」のお話をしましたが、雲の世界には続きがあります。

なんと言っても空で出逢える自然現象で一番オススメしたいのが「ブロッケン現象」です。
運良く雲よりも高いところへ上昇することができたときにしか出逢えないその現象は、
太陽と雲と自分が調度良い位置になり、自分の影が雲に写ったときに見ることができます。

なんと雲に映し出された自分の影の周りに、まるで雲のステージにスポットライトを当てたかのように虹の輪っかができているのです。

それは自分だけが見ることができ、自分のためだけに作られた虹のリング。
通常雨上がりや滝の近くくらいでしか見れない自然の虹を、誰にも邪魔されないプレミアムな空間で自分だけの虹を独占できるのはこのスポーツならではです。

ハンググライダー選手鈴木由路ブロッケン現象


もう一つ、空で出逢える神秘でオススメしたいのは「ダイヤモンドダスト」。
ゲームやアニメで必殺技としてよく見る名前だが、実際に空で出逢うことができる。

冬の寒い日、2000m近くまで上昇し雲の淵までくるとそれはやってくる。
雲の下あたりにキラキラと光っている一帯がある。
キレイだな~と近づいていくと、バチバチと顔に針で何百箇所も突かれたような痛みが!
サングラスをしているからキラキラがキレイに見えますが、裸眼だと開けてられないでしょうね。

辺り一帯がキレイなんですが、露出している体は痛い。。。
でも、自然が作る輝きを全身で浴びると痛さも気にならないもので。


他にも感動的な自然現象はありますが、また後日お話しましょう。